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鉄道SL写真「シャッターチャンス」を逃す [趣味 鉄道]

鉄道SL写真「シャッターチャンス」を逃す

中学3年の冬休みに初めて北海道に渡った。
当時は青函連絡船に乗船しなければ、北海道に行けません
から「渡った」という感じですね。
初めての青函連絡船は、大雪丸だった記憶があります。
青森駅に到着すると、まず乗船カードを貰い記入し提出
します。
これを素早くしないと定員オーバーで乗船できない場合が
ありました。

2等船室は、4時間弱を畳部屋やベンチで過ごすわけです
が、たったそれだけの時間なのに寝台室がありました。
中坊の私からすれば、超ファーストクラスに思えました。

さて函館からは函館線に乗車し、今回の一番の目的である
C62牽引の「急行ニセコ」の撮影地倶知安、小沢辺りに
向うのですが、二重の車窓は曇りまったく外が見えません。
仕方なく小沢で下車し、適当に線路沿いを歩き撮影ポイン
トを探したのですが、一面真っ白で雪の下が、地面なのか
側溝なのか、はたまた崖下なのかまったく分からず難渋し
ました。

今思えば冬の怖さを知らない中学生が、よく無事でいたも
のと、当時の無茶に感心?します。

やっと見つけた撮影ポイントで待つこと十数分、雪に音を
消された「急行ニセコ」が、あっと言う間に目の前を通過
しました。その速度はとても速く(急行だから当たり前か)
あわててしまい撮影できたのが、たったの2枚。
しかも1枚目はシャッター不良で、実質1枚しかものに出
来ませんでした。
しかも、前方の木の枝が被っている・・・。
なんちゅうこった・・・。

しかしまた明日、この雪中行軍に挑戦する勇気もなく、そ
の後は、駅付近の撮影でお茶を濁し、スゴスゴと帰宅する
こととなりました。

シャッター不良の件は、帰宅後専門家に聞いて分かりました。
低温のため、家庭用カメラの内部オイルが硬くなり、シャッ
ター不良を起こしたんじゃないか、と言うことでした。
プロは低温地に向うときは、カメラ内部のオイルを低音用に
変えるそうで実に奥深い? これまた勉強になりました。
しかし家庭用カメラを分解掃除して、オイル交換する奴なん
かいませんがな。

その後寒冷地では、撮影まで服の中にカメラをしまうことに
しました。   ・・・が、今度は温度差でカメラ内部が曇
ってしまい、これまた悩まされました。
折衷案として、三脚に固定したカメラにマフラーを巻くこと
にして、そこそこの成果をあげました。

失敗と創意工夫の少年時代でした。
今この情熱はどこに行ったのでしょうか???

今この写真を見ると、木の枝くらい画像処理出来そうです。
PCの力を借りて画像処理する楽しみを見つけました。
新たな趣味を見つけそうです。
燃えますね。

写真:96型 1枚
   急行ニセコ小沢駅付近 1枚

ニセコ.jpg
小沢ニセコc62.jpg


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